ブランドのフィロソフィーが詰まった男ジャケット。。

こんばんは、トヨダです。。

今週は雨が降ったり、天気になったりと目まぐるしく変わる、まさに特徴的な春の気候ですね。。

今までの着こなしは、先行して入荷した新作のデニムやインナー系、はたまたシューズなどワンポイントで春の新しさを出しつつも、寒さもあって、アウターはまだまだ冬物のアイテムがメイン。。

 

3月も半ばに差し掛かると、その冬アウターもいよいよ、重たさが感じて一旦手仕舞いし、そろそろ軽快感のあるアウターの出番が到来。。

 

そんな季節のちょっと先を見越して、春アウターがフローブの店内には続々とラインナップされてきております。。

 

前回のD2のブルゾンに引き続き、本日ご紹介するのは、「CPカンパニー」。。

1975年に誕生して以来、ミリタリーとワークウェアの実用性を加えた究極の洒落た普段着を展開し、製品染めを初めて実現させるなど、ハイクオリティな生産技術は、間違いなくトップクラス。。

そんなイタリアを代表するブランドのCPカンパニーですが、その中でも今回ご紹介するアイテムは、この春ブランド側も徹底的にイチオシするスペシャルなモデルがこちらなんです。。

Brand C.P.カンパニー Price 83,000+tax

「ガーメントダイの申し子」として名高いチーフデザイナーPaul Harvey(ポール・ハーベイ)によって、かつての武骨なDNAを残しながらも、大人の洒落たブランドへと着実に進化を遂げている今シーズンの1,2を争うベストアイテムの1つと言っても言い過ぎではないこのアイテムは、ブランドのDNAが詰まりまくった1着。。

 

まずは、素材。。

オリジナルの高密度ナイロン素材CHROME(クロム)を使用し、シルキーな光沢感と撥水性が特徴。。

通常の絹やポリエステルのような細い繊維は、2本以上をねじることで強度を増し、生地にすることが多いのですが、

このクロムと呼ばれる素材は、釣り糸や女性のストッキングのように1本だけで織りあげてある特殊生地。。

これはウェアにすることは極めて難しく、特殊な織り機が必要となる量産には向かない希少な素材でもあるんです。。

 

そんな特殊な織機で織り上げた生地を高温で染め上げ、ガーメントダイで仕上げる事により、独特な深みのある色彩を実現。。

 

また高温により生地を圧縮させることで、上の写真のようなまるで、金属のような風合いに仕上げる事に成功したのがこのクロム素材なんです。。

 

しかもこのモデルは、元々のレッドの上からネイビーでさらに染め上げたダブルで染色されたスペシャルな1着。。

そんな金属的な質感と撥水効果を持ちながらも、水に強く、洗えて、質感も変わらずメタル的な効果を持続的に発揮するという優れた素材だけではなく、デザイン面でも洒脱さを発揮。。

フードのバックにはレンズのアイコンとは別物の、もう一つのアイコンでもあるゴーグルを搭載。。

1988年には、イタリアのミッレミリア・ロードレースのスポンサーとして、フードにゴーグルを付けた記念ジャケットをオフィシャルウェアとして提供して以来、ゴーグルジャケットがブランドアイコンとなり、

今では、イングランドのサポーター「フーリガン」もこのゴーグルジャケットを愛用していることでも有名なアイテムです。。

 

さらにこのジャケットの特徴はその着こなしの豊富さにもあるんです。。

 

通常はジップを上まで上げ、スポーティーにアノラックパーカーとして着こなすのはもちろんのこと、インナーにシャツを合わせて、カジュアルにまとめることでまた違った着こなしが楽しめてしまいます。。

センター部分のハーフジップでVゾーンを作り、インナーとの組み合わせで、多数のレイヤードが楽しめます。。

 

さらに。。実はこのアノラックパーカー、こんな着こなしも出来てしまうんです)汗。。

通常のナイロンパーカーにもなってしまう優れもの。。

アシンメトリーに取り付けられた、もう一つのファスナーがあるので、被りのアウターと羽織りのアウターの両方として使えてしまうんです。。

 

これも素材のみならず、デザイン面にも定評のあるCPカンパニーならではの特徴の1つ。。

 

さてさて、これからの着こなしは、春アウターが主役に躍り出るそんな季節。。

そんな主役になりうるこのアウターは、見た目の良さに加え、着回し力の高さも十分に兼ね備えたアウターとして、抜群の活躍が期待出来るそんなアイテムなんじゃないかなぁって思います。。

それでは、また。。

 

それでは、また。。