こんばんは、トヨダです。。
2021年に41歳の若さで亡くなったヴァージルアブロー。。
皆様ご存じの通り、オフホワイトのデザイナーでありながら、黒人初のルイヴィトンのクリエイティブディレクターに就任。。
マークジェイコブスから続いたフェミニンなクリエーションは、ヴァージルの前任キムジョーンズの時代でストリートの要素を取り入れたクリエーションへと舵を取り、
そのエンジンを大きくし、進めていったのが今思えばヴァージルの時代でした。。
その流れからの就任は、ある意味LVにとっては既定路線だったのかもしれませんが、その当時は、
正直度肝を抜かれたことを今でもしっかり覚えています。。
ちょっと見つけられなかったですが、たぶんこのブログでもどこかで書いているんじゃないかなぁって思います。。
最近読んだヴァージルの本。。
複雑なタイトルをここに。。
ハーバード大学の大学院で特別講義した時のセッションの本を丁度この前読んだところでした。。
この本を読んでやっぱり彼は凄かったんだなぁとアラタメて思っちゃいました。。
ボクが彼の凄いと思ったトコロは、もうこの世に新しいデザインなんて存在しないっていうところを自覚して、それをある意味諦めてクリエーションしているところでした。。
ボクがいうのもおかしな話かもしれませんが、確かにもう革新的な領域ってほぼほぼ残ってないんです)笑。。
例えば、新しいものとして出てきたデザインもやっぱり元ネタはギャルソンだったり、マルジェラだったりもう先人たちがやってきたことの焼き回しでしかないことをヴァージルは自覚していて、公言しているところが凄い。。
ただ、何故ここまで大成できたのか??
それは3%アプローチという考えを実践してクリエーションを徹底してやったからなんです。。
すでに今世の中にある既存のモノを3%だけ編集し、人々の見え方をどう変えられるのか??
それを突き詰めていった人がヴァージルだったんじゃないかなぁって思います。。
このスニーカーもその一つ。。
確かにこれもほぼ原形はあり、ちょこっといじっただけなのに、どこかファッション好きの心を鷲掴みすることになりました。。
今思えば、ヴァージルは既存のモノを少しだけ編集し、その時代の空気感を読んでこの世にモノを贈り出す天才だったのかもシレマセン。。
そのヴァージルをLVという誰もが知るブランドのトップに抜擢したLVMHのドン「ベルナール・アルノー」。。
今や世界長者番付1位のドンが仕掛けた次なる一手が、まさかのファレルウィリアムス。。
実態はさておき、もうニュース性はバツグンですよね。。
これだけで話題をかさらってマス)汗。。
正直ヴァージルがいないここ数シーズン、デザインチームだけでコレクションを作っていますが、全くもって問題ないくらい彼の穴を十分に埋めてくれるほど盤石だと見ていました。。
次の6月に行われるパリコレが船出となる新星ルイヴィトンがファレル色に染まるのか??
それともフロントマンとしての役割でやはりデザインチームが主体になるのか??
ビジネスの面からも見届けて行きたいなぁと思った今日この頃デス。。
ちょっと長くなってしまったので、今日はファレルの代表曲ハッピーで締めくくりたいと思います)笑。。
それでは、また。。