正常進化を果たしたD2のデニム。。

こんばんは、トヨダです。。

 

今年2022年で27年目を迎えるディースクエアードのコレクション。。

ミラノコレクションを主戦場とするこのブランドは、ショー形式で行うカジュアルブランドの中で唯一無二の存在と言っても言い過ぎではアリマセン。。

 

 

カッコいいデニムがある。。

 

ボクとD2の出会いは、もう記憶が定かではないが、初めてイタリアに買い付けいった2003年とか04年とかそれくらいに遡る。。

 

当時はドルガバのデニムが絶好調に売れていて、今では信じられないかもしれませんが10万円近いデニムがまあまあ飛ぶように売れていた時代)汗。。

 

先を見越して、次の新たなデニムブランドを探しに行くミッションをもって、見つけてきたのがD2のデニムでした。。

 

思惑は的中し、プレミアムデニムのネクストブランドとして無名だったところから、一気に日本でブレーク。。

今までのデコラティブなクラッシュデニムとは一線を画し、本格的なクラフト感溢れるダメージデニムとして、そのブームの一角を担うようになりました。。

 

その後プレミアムデニムのブームは数年で過ぎ去り、そこから冬の10年間を過ごすことになります。。

 

それから復活を果たしたのが、皆様ご存じのように2016年くらい。。

 

しっかりとした生地感とコダワリの詰まった加工は、一本、一本丁寧に仕上げてあり、まさに穿くだけで男を上げてくれる格上げデニムとして、D2一強時代を築き、

カジュアルテイストを中心しながらもランウェイを主戦場に置くコレクションブランドとしての立ち位置も唯一無二。。

そこがボクもグッときて、毎シーズン欠かさずセレクトしてきたブランドでもあります。。

 

しかしそこから5年以上が経過した今、そろそろまた、ファッションのライフサイクルが変わろうとしています。

 

同じような加工感のあるデニムで勝負した10年以上前と同じ道を辿るのか??

それとも違う道を辿り、さらなる飛躍を遂げるのか??

 

そのヒントは今シーズンセレクトしたデニムにあるんじゃないかなぁって思っています。。

Brand DSQUARED2 (ディースクエアード) Price 57,200 ( tax in )

ここ数年布石を打ち出しているダメージを施さないデニム。。

今までは、無骨なイメージの強いここんちのブラックデニムでしたが、

D2のクラス感はそのままに、カジュアルスタイルはもちろんのこと、キレイ目スタイルにも合わせられるユーティリティな仕上がりが特徴。。

 

抜群のシルエットとシワ加工のみで世界観を表現したブラックデニムは、シンプルな中にも力強さを感じるそんな1本。。

 

そうなんです。。

基本ベースとなるラグジュアリー感というソースは忠実に継承しつつ、より良い形態に進化させることが、D2の正常進化ともいえる進むべき姿なんじゃないかなぁって思います。。

 

クラフト感溢れるレザーパッチは、イマドキ感のあるモノトーンカラーのタイプにチェンジされ、より洗練されたデザインに向かっていっている感じが伝わってきます。。

 

もちろん今までのシルエットの安定感やばつぐんのハキゴコチの良さはそのまま継承。。

本物のデニムを作るプロ集団が、よりベーシックにコダワリ仕上がった今シーズンのコレクションは、シンプルながら他のそれとは一味違う、クラス感漂う1本になっているんじゃないかなぁって思います。。

 

まさに正常進化を果たしたデニムとして、注目したいブランドの一つです。。

 

 

今日を含め、3日連続で違うタイプをご紹介していこうと思いますのでお見逃しなく。。

それでは、また。。