選択眼。。

こんばんは、トヨダです。

今日は水曜日ですが、祝日のため営業しております。

ですので、水曜日ですが、記事更新です!

 

昨日は、東京へ展示会。

色々考えさせてもらうこともありましたね。後ほど。。

 

昨日、ブランドの担当の方に

坦・「今日は、何社回られんるんですか??」

と聞かれ

僕・「今回は2社と店舗リサーチです」

と答えたのですが、

坦・「そうなんですね。この間00県から来たオーナーさん今日は1日で11社回るって言っていました。」

僕・「言葉が出ません。」

って話をしたんです。

単純に考えて、移動時間も合わせて一時間に一社はかかると思います。ほとんど、ぱらっと見て終わりなんだろうなぁと思ってしまいました。(まぁ他様のことなのでどっちでも良いのですが…)

自分は、なるべく、多くの情報を担当者の方から教えてもらいたいと思っているので、十分に話をすることを心がけています。

その話を聞いて、お客様に情報を提供してスタイルやアイテムを提案することが自分の必須です。

ですので、必然的に話し込むことが多くなってしまいます。

 

ブランドやメーカーって数えきれないほど存在するなかで、生まれては、消え、生まれては消えを繰り返しして、ファッションの新陳代謝が図られているんだと思います。

正直なところ、粗悪なものを除いて、一定のクオリティを保っているブランドってアイコニックなものでない限り、本当に大差がないと思うんですよね。

 

ちょっと過激な発言ですが、極端な事を言ってしまえば、知名度のないA社のシャツに知名度のあるB社のタグをつけてもわからないんじゃないかって思っちゃいます。。。

それくらい、A社とB社にクオリティの差がない気がします。

じゃあ、生き残って行くブランドと退廃していくブランドの差ってどこにあるかって話なんです。

 

一つは、歴史。

もちろん、短いより長いに越したことはありません。

 

でも歴史は、物語りでなくてはならない。人を感動させることが出来るファクターでないといけないと思います。

だから、historyとstoryという言葉は似ているんだと思うんです。

なので、ブランドの歴史を語るだけではなく、物語りとして語らなければならないとつくづく感じています。

もう一つは、プロモーション。

残念ながら、いくら、良いブランドでもプロモーションが悪ければ、エンドユーザーはおろか、小売りの我々のショップにも並ばない。

これは、歴史を超越してくれるファクターにもなるんです。

 

デザイナーズブランドでもそうだし、インポートブランドでもそう。

クオリティが高く、プロモーション力が高いブランドは生き残っていく。そして、そのブランドに歴史が刻みこまれ、確固たるポジショニングされる。

少しの低迷期があってもまた、何かのタイミングで上昇する。ファッションブランドってそんな気がします。

僕は、まだ、20年くらいしか携わってないけど、生き残ってるブランドはプロモーションがうまいと思う。

ギャルソンだって歴史あるエルメスと組むし、アンダーカバーだってナイキと組む。

新参のブランドでわかってるところは、プレスがしっかりしているし、力のある雑誌に資本をしっかり投下するし仲良くしている。

そして、欠けている歴史のビハインドを埋めていく。

 

僕は、ファッションの批評家でもなければ、評論家でもない。

 

自分と関わる人達にファッションを楽しんでもらいたいと心から思っているいち店主に過ぎない。

だから、この選択眼は、自分の宝物だし、これからも研ぎ澄ましていこうと感じた1日でした。

 

そんでもって、本日、久しぶりに前職社長がふらっと顔を。

自分でいうのも何なのですが、本当に今でも自分のことのように考えて頂いております。

それが、感じてくるので、いつも感情が溢れてくるんです。

感謝しきれませんね。 ホントに。

早く恩返ししたいですね。。。

 

それでは、また。。