こんにちは、トヨダです。。
昨日は、大学時代の友人と何故か、地元の焼き鳥屋さんへ。。
そこの焼き鳥屋さんは、たしか、ボクがお店をオープンしたのと時を同じくして出来たっていうこともあり、良く利用させてもらってます。。
いつもの様に、友人とカウンターであーでもない、こうでもないというバカ話をしていていたボクは、一瞬耳に入ってきた他のお客さんとの会話にかなり刺さってしまいました。。
それは、オーナーが言った一言なんですが、「焼き鳥の焼き方を上手くなろうと思って、毎日焼いているし、日々それを実践して焼いてます」と。。
ボクは、その時、
わぁー。これは、このお店繁盛する訳だなって、アラタメテ思ってしまいました。。
毎日、お客様のために、美味しい焼き鳥の焼き方や提供の仕方を考え、そして実践する。。
階段は、結局一歩、一歩しか上がれないって良く、例えられるけど、まさにそれをやっている訳だから、これ以上の努力の仕方はないわけなんです。。
それを考えた時、ボクも、美味しい焼き鳥を提供しているが如く、ファッションのことを考えて、お客様に提供しているのか??
って改めて、考えさせられてしまいました。。
なかなか自分では、気づけないタイミングでお前もっと頑張れよ!って
神様が教えてくれたんだなぁって思いラッキーなお酒となりました)笑。。
ボクの役目は、お客さまへ、作り手の思いとドラマをしっかり届けること。。
それが、ファッションの価値を高めることだと信じているので、来月から始まる展示会シーズンに備え、もう一度、コンセプトを固めようと思いました。。
今日は商品の話じゃないんですが、最近見た動画で刺さったモノがあったのでご紹介です。。
ドイツ、ベルリンのアレクサンダー広場でこんな社会実験が行われた。ペパーミントグリーンの自動販売機には1枚2ユーロ(260円)のTシャツがサイズ別に並んでいる。
ドイツの物価を考えたら非常に安い。
人々はこぞってこのTシャツを買おうとコインを投入するのだが、コインを投入すると設置されたモニターのある映像を見なければ商品は出てこない仕組みとなっている。
そこには、時給15円、1日16時間労働という劣悪な労働環境で働く労働者の映像が流れる。。
これは、2013年4月25日、バングラディッシュ、ダッカ近郊で起きた痛ましいバングラデシュ史上最悪の産業事故、労働災害、「ダッカ近郊ビル崩落事故」を風化させないためにと設けられた国際的なキャンペーンで作られた動画です。
当時、時代は「ファストファッションブーム」。
安い衣服がが爆発的に増加した背景には、
地獄のような労働条件で働いていた人々がいた。「ラナ・プラザ」ビルでは、
元々5階建てだったビルを無理矢理8階建てに増築し、
増えつづける需要に対応しようとした。
ところが無理な増築によりミシンの“微々たる振動”に耐えられなくなったビルは崩壊、死者1,127人、負傷者2,500人以上の大惨事になった。
グローバル展開する欧米や日本の大手衣料品業者が、同国の劣悪な労働環境や安価な労働力に依存して利益を上げている状況のループから抜け出せず、エスカレートして起きてしまったのがこの事故の一旦ともいえる。。
そういうこともちゃんと理解して、洋服って作られているんだと認識しなきゃって改めて考えさせられた動画です。。
ボクのお店で取扱う商品は、決して安いモノではありません。。むしろ対極にあるのかもしれません。。
であれば、尚更、しっかりと想いを届けなければ、いけないと思うし、価格ではない価値を見出す努力をしていく義務があるんだとこの動画を見て感じてしまいました!
まだまだ、ボクも成長できるなぁって昨日のちょっと酔っ払いながら、ベットで眠りにつくまで
考えたことは、こんな感じのことでした。。
それでは、また。。