こんばんは、トヨダです。。
フィッシャーマンセーターと聞いて、一番に思いつくのが、イギリスとフランスの間に位置するガンジー島で作られるセーターがもっとも有名なアイテム。。
文字通りフィッシャーマン=漁師を意味に持つセーターは、もともと漁師のために作られた服で、極寒の冬の海で着れるように、非常に編み目が詰まっており、温かく丈夫なつくりが特徴。
肩と裾部に装飾的な柄が編みこまれていて、基本的に首元が少し高いモックネック(ハイネック)気味のデザインというのが、ベースの形になっています。。
機能性も充分で、どんなスタイルにもマッチするトラディショナルなアイテムとして、ボクも学生の頃に良く着ていたのですが、ボックスシルエットのアイテムが多く、どうしても野暮ったいイメージになってしまうので、最近は、このアイテムから遠ざかっていたんです。。
そんな中、今日ご紹介するフィッシャーマンセーターは、あるインポーターさんの展示会で、偶然みつけたアイテム。。
タイトにモデファイされた様は、まさに現代版フィッシャーマンセーターといったところかもしれません。。
Brand ALDERNEY (アルダニー) Price 22,000+tax
何を隠そうこのアイテムは、この手のアイテムで有名なガンジー島の近くに位置するアルダニー島からつけられたのがその由来。。
知る人ぞ知るこのブランドは、40年の歴史を持ち、マリーンスタイルを主体に自社オリジナルやメーカーからの生産依頼を受け、熟練した技術と機械編みで高い品質のアイテムを生産しているニットブランドなんです。。
ガンジーニットともっとも違う点は、野暮ったくなりがちだったシルエットが、細身のシルエットにモデファイされているところ。。
伝統的なデティールと特性はそのまま活かし、シルエットを今のトレンドにフィットさせたことにより、どこか懐かしさもありながら、新たなアイテムに生まれ変わった好例じゃないかなぁって思います。。
ハイネック仕様になっているので、インナーにドレスシャツを着て、上品に着こなすのが、このアイテムの着こなしの1つ。。
激しい海で働く男たちの為に作られたこのアイテムは、自由に動けるように伸縮性があり、肩や首、腕が動きやすいように各所に工夫が施されているまさに海のワークウエアがこのアイテムでもあるんです。。
このヨーロッパ発祥の海のワークウエアを品良く着こなすことで、ある意味、いつもと違ったニットスタイルが完成し、食傷気味の冬のコーディネートにプラスアルファの活躍が期待できるアイテムになるかもしれませんね。。
それでは、また。。