こんばんは、トヨダです。。
ルイヴィトン兼オフホワイトは「ヴァ―ジル」、フィアオブゴットやセカンドラインのエッセンシャルズは「ロレンゾ」など、もともとストリート出身のデザイナーが席巻しているのが、今のファッション業界のトレンドの1つ。。
彼らは、従来の有名メゾンブランドから1つ1つキャリアを積み上げて行くスタイルとは一線を画し、ストリートとキーパーソンを味方にしブランドを確立してきた異端児でもあります。。
遡ること40年。。
イタリアでその走りとなるブランドが立ち上がります。。
奇しくも同じ年にスタートしたのがイタリアファッションの帝王と言われた「ジョルジオアルマーニ」。。
そのアルマーニと共に、イタリアカジュアルというファション分野のパイオニアとして活躍してきたのが、本日ご紹介するC.P.COMPANY(シーピーカンパニー)です。。
その創業者がイタリア・ボローニャ出身のマッシモオスティ。。
マッシモの作る洋服はまさにその当時のストリートに向けて作った走りのブランドでもあります。。
ミリタリーをベースにイタリアンカジュアルの持つ男の本質をカッコ良く作り上げていきました。。
それから間もなくして、マッシモは、コンセプトの違うもうひとつの兄弟ブランドを立ち上げます。。
それは、フローブでもお馴染みでもある「ストーンアイランド」。。
STONE ISLANDは革新的な素材の発掘と近未来的な挑戦をテーマにし、C.P.COMPANYとSTONE ISLANDは、互いの強みを活かし、ブランド力を高めたデザイナーでもあるマッシモの知名度はさらに増していきました。。
その後ストーンアイランドは、2代目デザイナー「ポール・ハーベイ」に変わり、さらに大きく成長していくことになります。。
ポールに変わったことを契機に、ストーンアイランドは様々な革新的なアイテムをこの世に生み出しました。。
そんなブランドとは対称的だったのは親ブランドでもあるシーピーカンパニーの方でした。。
マッシモ亡き後、新しさを欠いたコレクションが多く一時は衰退気味になり、ここ日本でもどんどん取扱いが無くなっていきました。。
それをもう一度復活させたのが、ストーンを大成功させたポールハーベイ。。
ポールはその後、ストーンアイランド、モンクレールのデザイナーを歴任しさらにキャリアを上げて行くことになりますが、ブランドの原点ともいうべきC.P.COMPANYに満を持して2013年に戻ってきたんです。。
ポールがデザイナーに就任したことにより、シーピーのDNAとストーンの素材開発力を掛け合わせた新生シーピーカンパニーが誕生し、よりアーバンで洗練されたトータルブランドへと進化を遂げました。。
そんな新生シーピーカンパニーを今年の秋冬シーズンからフローブでも取扱いを開始。。
その一発目でご紹介するのが、こちらのアイテムでゴザイマス。。
Brand C.P.COMPANY(シーピーカンパニー) Price 110,000+tax
ストーンアイランドで長年経験を積んだ染料技術を駆使し、独特のムラ感タップリなファブリックが特徴のアウターがこちらのアイテム。。
ナイロン素材でありながら、ストレッチ性もあり伸縮性もバツグンの1着で、素材にこだわり抜いたデザイナーのポールのディレクションが行き届いた渾身のアイテムです。。
今月発売されたばかりのLEON1月号にもバッチリ。。
前身頃にジッパーとスナップボタン。アウトドアスタイルにヒントを得たウェルトポケットと特徴的なデティールはもちろんのこと、ここんちらしいアイコンもきっちりマークされております。。
ストーンアイランドの羅針盤のワッペンとは違い、シーピーのアイコンは、レースドライバーが雨天中やガラス保護のために袖口に使用された時計レンズが元ネタになっております。。
ストーンのワッペン同様、このレンズワッペンがクラス感を生み出し、さらりと着るだけで、男を上げてくれる役割を果たしてくれるんじゃないかなぁって思います。。
シュプリーム、カニエウエストのイージーなどなど今のストリートシーンを代表するファッションアイコンに多大な影響を与えたと言われるマッシモとポール。。
その二人のファッションの重鎮から生まれたシーピーカンパニーは、老舗ブランドから復活を果たし、これから次に来るネクストブランドとしてただ今注目のブランドの1つ。。
ご存じの方もそうでない方も以後お見知りおきをよろしくお願いいたします。。
それではまた。。